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平成20年第353回定例会(第1日 2月28日)

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  1. 小野市議会 2008-02-28
    平成20年第353回定例会(第1日 2月28日)


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    平成20年第353回定例会(第1日 2月28日)  ┌────────────────────────────────────────────┐  │                                            │  │       第353回小野市議会(定例会)会議録                   │  │                                            │  │                                            │  │                                            │  │              平成20年2月28日(木)(第1日)            │  │                                            │  │                 開  会  午 前10時00分            │  └────────────────────────────────────────────┘      第1 会議録署名議員の指名         藤 原   健                          掘 井 算 満    第2 会期の決定           2月28日(木)〜3月26日(水)                                  (28日間)    第3 諸報告          (1)今期定例会に出席を求めた人の職氏名                    (2)本日市長から提出された議案(33件)                    (3)専決処分の報告について  ( 1件)                    (4)例月出納検査結果報告書  ( 1件)
                       (5)陳情書          ( 1件)    第4 議案第3号〜議案第35号      一括上程、提案説明 2 本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名       藤 原   健                          掘 井 算 満    日程第2 会期の決定         2月28日(木)〜3月26日(水)                                  (28日間)    日程第3 諸報告        (1)今期定例会に出席を求めた人の職氏名                    (2)本日市長から提出された議案(33件)                    (3)専決処分の報告について  ( 1件)                    (4)例月出納検査結果報告書  ( 1件)                    (5)陳情書          ( 1件)    日程第4 議案第3号〜議案第35号    一括上程、提案説明 3 議事順序    開  会(午前10時00分)    議長あいさつ    開会宣告    開議宣告    会議録署名議員の指名    会期の決定    諸報告    議案第3号〜議案第35号    休憩宣告(午前11時02分)    再開宣告(午前11時20分)    散会宣告(午後 0時25分) 4 会議に出席した議員(18名)    1番  藤井 玉夫    2番  河島 信行    3番  松本 哲昇    4番  岡嶋 正昭    5番  竹内  修    6番  河合 俊彦    7番  藤本 修造    8番  山中 修己    9番  加島  淳   10番  松本 英昭   11番  石田喜久男   12番  川名 善三   13番  藤原  健   14番  掘井 算満   15番  松井 精史   16番  井上 日吉   17番  鈴垣  元   18番  吉田 成宏 5 会議に欠席した議員・説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長    井上 元和    議会事務局課長補佐 井岡  伸    嘱託職員      阿山 結香 7 会議に出席した説明員(15名)    市長        蓬莱  務    副市長       井上 嘉之    収入役       小塩 慶明    総合政策部長    小林 清豪    総務部長      近都 正幸    市民安全部長    中村 茂樹    市民安全部次長   陰山 正人    市民安全部次長   今村 義明    (ヒューマンライフ担当次長)    市民福祉部長    富田  修    地域振興部長    森本  孝    市民病院事務部長  藤田 久好    水道部長      花房 正好    消防長       井上 義三    教育長       陰山  茂    教育次長      西本  孝 8 会議に付した事件  1.市長提出議案 議案第 3号 平成20年度小野市一般会計予算 議案第 4号 平成20年度小野市国民健康保険特別会計予算 議案第 5号 平成20年度小野市老人保健特別会計予算 議案第 6号 平成20年度小野市介護保険特別会計予算 議案第 7号 平成20年度小野市後期高齢者医療特別会計予算 議案第 8号 平成20年度小野市都市開発事業会計予算 議案第 9号 平成20年度小野市病院事業会計予算 議案第10号 平成20年度小野市水道事業会計予算 議案第11号 平成20年度小野市下水道事業会計予算 議案第12号 平成19年度小野市一般会計補正予算(第5号) 議案第13号 平成19年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 議案第14号 平成19年度小野市老人保健特別会計補正予算(第2号) 議案第15号 平成19年度小野市都市開発事業会計補正予算(第1号) 議案第16号 平成19年度小野市病院事業会計補正予算(第2号) 議案第17号 平成19年度小野市水道事業会計補正予算(第3号) 議案第18号 平成19年度小野市下水道事業会計補正予算(第3号) 議案第19号 小野市後期高齢者医療に関する条例の制定について 議案第20号 小野市後期高齢者医療特別会計条例の制定について 議案第21号 小野市開発事業に係る調整及び地域のまちづくりの推進に関する条例の制        定について 議案第22号 小野市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について 議案第23号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の        制定について 議案第24号 小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
    議案第25号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第26号 小野市福祉基金条例の一部を改正する条例の制定について 議案第27号 小野市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定に        ついて 議案第28号 小野市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について 議案第29号 小野市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につ        いて 議案第30号 小野市白雲谷温泉ゆぴかの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条        例の制定について 議案第31号 小野市上水道給水条例の一部を改正する条例の制定について 議案第32号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について 議案第33号 小野市道路線の認定について 議案第34号 小野市道路線の変更について 議案第35号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について                 開会 午前10時00分                  〜議長あいさつ〜 ○議長(松本英昭君)  おはようございます。  開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。  本日、ここに第353回市議会定例会が招集されましたところ、議員各位には、ご健勝にて、ご参集を賜りましたことは、市政伸展のため、まことにご同慶にたえません。  さて、今期定例会に提案されます案件は、平成20年度予算を始め、平成19年度の補正予算、条例制定などの重要なる案件であります。  なお、今期定例会は、新年度予算の審査のため、予算特別委員会の設置により、連日これらの重要案件につきまして、ご審査を賜るわけでございます。  どうか、議員各位におかれましては格別のご精励を賜りまして、慎重にご審議の上、適切妥当なる結論が得られますよう、お願いを申し上げまして、まことに簡単粗辞ではございますが、開会のごあいさつと致します。                  〜開 会 宣 告〜 ○議長(松本英昭君)  ただいまから、第353回小野市議会定例会を開会致します。                  〜開 議 宣 告〜 ○議長(松本英昭君)  これより本日の会議を開きます。  それでは、お手元に配付致しております議事日程に基づき、会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。              〜日程第1 会議録署名議員の指名〜 ○議長(松本英昭君)  日程第1、会議録署名議員の指名であります。  署名議員は、会議規則第81条の規定によって議長より指名致します。  藤原 健議員  掘井算満議員 の両議員にお願い致します。                〜日程第2 会期の決定〜 ○議長(松本英昭君)  次に、日程第2、会期の決定を議題と致します。  お諮り致します。  今期定例会の会期は、本日から3月26日までの28日間と致したいと思います。  これに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(松本英昭君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。                 〜日程第3 諸報告〜 ○議長(松本英昭君)  次に、日程第3、諸報告であります。  まず、地方自治法第121条の規定に基づき、説明のため、今期定例会に出席を求めました人の職氏名は、お手元に配付致しております別紙のとおりであります。  次に、市長から提出されました議案は、別紙一覧表のとおり33件であります。  次に、市長から地方自治法第180条第2項の規定により、専決処分の報告書1件が提出されております。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納検査結果報告書1件が提出されております。  次に、2月20日までに受け付けました陳情書は、お手元に配付のとおり1件であります。  以上の件について、それぞれその写しをお手元に配付致しております。  以上で、諸報告を終わります。             〜日程第4 議案第1号〜議案第35号〜 ○議長(松本英昭君)  次に、日程第4、議案第3号から議案第35号まで、以上33件を一括議題と致します。  議案の朗読を省略致しまして、理事者側より提案理由の説明を求めます。  市長。                   (市長 登壇) ○市長(蓬莱 務君)  本日、第353回市議会定例会の開会にあたり、議員各位のご健勝を心からお喜び申し上げますとともに、市政の推進にご尽力いただいておりますことに対し、衷心より感謝を申し上げます。  ここに平成20年度当初予算を始め、重要案件のご審議をお願いするにあたり、市政に取り組む所信の一端を申し述べ、議員各位を始め、市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。  さて、平成20年度の小野市のキーワードは、「さらなる進化と変革」であります。  私は、市長に就任して以来、本年で3期10年目を迎えました。平成10年のあの未曾有の大事件による混乱から立ち直り、胸を張れる小野市にしたいという思いから、「変えよう小野、変わろう小野市」という強い決意で、市政運営に邁進してまいりました。  そして、昨年「もっと変えよう小野、もっと変わろう小野市」というさらに強い思いを掲げ、全力で取り組んでおります。  「市役所は市内最大のサービス産業の拠点」と位置づけ、「行政も経営」であるととらえ、「より高度で、より高品質なサービスを、いかに低コストで提供するか」を追求し、まさに「ゼロベース、白紙の発想でチャレンジ」するという一貫した理念で、「行政経営4つの柱」を基軸に、行政経営を進めてきたところであります。  その4つの柱の1つ目は、市民を顧客、お客様ととらえた「顧客満足度志向」であります。2つ目は、何をやっているのかではなく、何をなし得たかという成果を問う「成果主義」であります。3つ目は、ここしかないという小野らしさを追求する「オンリーワン」であります。そして、4つ目は、言われてからやるのではなく、言われる前にやる、まさに「後手から先手管理」への転換であります。  目指すは「ぶれない理念」「ぶれない市政運営」の遂行であります。  10年一昔と言いますが、今の世の中は、インターネット等の普及による世界的な高度情報化、そして、グローバル化、また加速する少子高齢化、格差社会という言葉に代表される社会の再階層化など、社会環境は大きく、しかもスピーディーに変化を致しております。  まさにドッグイヤーからマウスイヤーの時代であります。ドッグイヤー、人の一生の7倍速で犬は成長すると。マウスイヤーは20年の倍速で進むという、要は、いかに世の中のスピードが速いかという意味で、ドッグイヤーからマウスイヤーの時代であるということを申し上げているのであります。  そして、これらの変化とともに、人々の価値観も多種多様化し、これまでの考え方ややり方では、到底通用しない、そのような時代を迎えております。  一方、経済面におきましても、バブル崩壊後のデフレ経済から回復基調にあるとはいうものの、必ずしも実感をなかなか享受することができない状況であります。加えて、昨年後半からのアメリカのサブプライムローン問題を発端とした、社会経済に対する不安感や株価の下落、そして、2008年幕あけの1バレル当たり100ドルという、今現在100ドルを超えておりますけれども、そのような過去最高の原油価格高騰など、先行きの不透明感から脱し得ない状況下にあります。  地方自治体におきましては、三位一体改革を契機として、真の意味での地方自治、自己決定、自己責任の時代に突入し、厳しさが増す財政事情の中で、破綻する自治体もあらわれてきております。まさに、「こんなはずではなかった21世紀」を迎えているわけであります。  そして、兵庫県におきましては、昨年の秋でございました。財政危機が表面化し、巨額の収支不足額が見込まれる中、2008年度、今年度から11年間にわたる新行革プラン(一次)として、職員定数の3割削減、教育や福祉施策の見直しなど、あらゆる分野での大きな見直し計画が公表されました。  小野市も含め、県下の市町は少なからずその影響を受けることとなりますが、兵庫県として決定された以上、見える形でその行革の成果を出していただきたいと考えております。  このような状況下において、時代のニーズにフレキシブルに柔軟に、かつスピーディーに、迅速に対応していくためには、やはり行政もまた「行政手法のイノベーション」が不可欠であります。  イノベーションとは、本来、技術革新のことでありますが、技術だけにとどまらず、医療、福祉、介護、教育など、狭義ではなく、広義での革新、あらゆる分野での変革が今、必要となっております。  小野市においては、平成19年度の市長方針として、「行政手法のイノベーションへのチャレンジ」というものを掲げこの1年取り組んでまいりました。  これは、「今まではこうであったという前例を踏襲することなかれ。かくあらねばならんという固定観念にとらわれることなかれ」「画一的横並び仲良しクラブから脱却」し、まさに「ゼロベースの発想で創造と変革にチャレンジ」し続けるという信念からであります。  ここで、昨年一年を振り返りますと、まず子育て支援や福祉の充実では、県下に先駆け、「小学6年生までの医療費の条件つきなしの、いわゆる完全無料化」を実施致しました。これは、多くの市民に喜んでいただいており、小野に住んで良かったという声も聞こえています。  また、障害者福祉施策につきましては、負担の軽減と負担の均衡という考え方に立った総合的な障害者自立支援サービスを確立するため、利用負担の軽減制度等を創設致しました。  交通弱者の移動手段として、年間利用者6万人を超える「らんらんバス」は、バスを動く公共施設としてとらえ、より安心して利用いただけるように、県下で初めて、コミュニティバス車内にAEDと筆談ボードを設置致しました。  現在140の停留所、10ルートを3台で運行致しておりまして、子供、そして、65歳以上の方は無料であることは、皆さんもご承知のとおりであります。  そして「らんらんバス」に加え、電話予約に応じて、市内の公共施設まで運行を行う、いわゆる「デマンドバス」の試行運行を開始致しました。この「デマンドバス」も県下初の試みでありますが、予想を上回る利用があり、本年より毎日運行に切りかえ、本格的な運行を開始致します。  安全安心のまちづくりでは、安全安心パトロールの充実を始め、児童生徒の安全を守るための通学路の防犯灯設置、災害時の避難所の確保として、市街地内に防災公園の整備などを進めてまいりました。  また、台風23号の影響で大きな被害を受ける要因ともなった粟生町の樋門については、早期に対応する必要があり、自ら国土交通省へ出向き、これまで強く申し出を行ってまいりました。その結果、先般、国土交通省から直ちに整備に着手するとの約束をいただきました。  平成20年度、今年度中に完了する計画で工事が進められる予定であります。万願寺川と加古川の合流地点であります。  賑わいの創生では、北播磨の基幹駅である粟生駅に、陶芸の館「あお陶遊館アルテ」を建設致しました。間もなくオープンとなり、地域の新たな活性化の拠点として、利用いただけることとなります。
     また、白雲谷温泉ゆぴかには、18種類の岩盤浴を備えた温浴施設や、地域コミュニティの拠点となる交流施設の整備を進めてまいりました。岩盤浴などは、5月の利用開始を目指し、現在その準備を進めているところであります。  交流施設は、サンパティオおのと同じように、地域の人たちの野菜を販売する拠点ともなると思います。  さらに、西日本最大級の4キロメートルに及ぶ桜づつみ回廊も全エリアが完成致しました。桜の咲く4月に完成式が行われますが、今、市民自らが手づくりによる完成式を行おうと、その準備に取り組まれておられます。  そのような賑わいづくりから、誇りづくりへ、そして、その誇りづくりが、我が小野市への愛着づくりへとつながる取り組みでもあります。  そのほか、人権教育の再構築といじめ対策の強化を図ることを目指して、すべての人権問題を考える「ヒューマンライフグループ」を新たに創設し、いじめが大きな社会問題として取り上げられる中、全国に先駆け、「いじめ等防止条例」を制定致しました。これは、まさに行政における技術革新、「行政手法のイノベーションへのチャレンジ」の1つであります。この取り組みは、メディアでも報道され、全国から大きく注目されています。  市民病院におきましては、地域医療の中核を担う病院として、医療の質、安全性、患者へのサービスなどの向上を図ってまいりました。これらを審査、評価する財団法人日本医療機能評価機構から、昨年、優良医療機関のあかしとして、病院機能評価バージョン5の認定をいただきました。お墨つきをいただいたということであります。しかも、指摘事項が全くない無条件での認定であります。無条件認定は全体の5%という難関であり、北播磨の病院では、唯一小野市民病院のみであります。  また、全国的に医師不足や診療科の閉鎖が相次ぐ中、新しい診療科として北播磨・丹波地域で初めての形成外科を開設致しました。  なお、三木市との病院統合につきましては、医師不足という切迫した課題や、高度医療提供のための病院整備の必要性、プライオリティーは十分認識はしておりますが、余りにも多くの課題があり、病院経営という観点からも、利益計画などの予備調査(フィージビリティ・スタディ)が必要であります。このことは、神戸大学医学部の関係者に十分ご理解いただいており、慎重に検討をしてまいりたいと考えております。  要は、財政状況をよく見きわめないと、安易に合併はなり得ないと、このようなことを私が申し上げたわけであります。  先般の新聞で三木市民病院が何と10億円の赤字を出し、そして、一般会計からの補てんを補うために、銀行から一時借り入れをやらなきゃならないという事実が発表されました。深刻な状態と、こう受けとめておられます。  まさに、私が予測しておりましたように、市同士の合併でもそうでありますが、財政が厳しい同士で合併してもだめなんであります。それぞれが切磋琢磨して、経営改善した中において、この地域の医療をどうしていくかということを考えると、それが求められているということが、まさに当たってしまったということであります。だといって、完全に二つの病院が一緒になることをやめたというわけではありません。県立加古川病院を含めて、じっくりと検討していく必要があるということであります。  そして、話は変わりますが、懸案でありました、小野中学校の建てかえにつきましては、用地取得について、地権者の協力を得ることができ、順次全体計画の中で改築事業を進めてまいります。  また、学校は、災害発生の際には、児童を守り、そして地域の避難場所にもなるということから、市内の全小学校、中学校の耐震工事にも重点的に取り組み、安全で安心な学校環境づくりを進めてまいります。  このように昨年1年、さまざまな取り組みがございましたが、これら市の取り組みに対して、最近では、日本テレビ系列の「NEWS ZERO」で報道されましたように、マスコミ等を通じ、全国的にもますます注目されるようになってまいりました。  また、小野市の根幹であります方針管理制度、いわゆるプラン・ドウ・チェック・アクション。計画を立て、実行をし、そしてチェックをして、そしてさらにアクションをとり、そのPDCAへのマネジメントを回すという方針管理制度や、あるいは、成果においてそれぞれ賞与に差をつけるという、あるいは昇格に差をつけるという人事制度等について、内閣府社会経済研究所を始め、北海道旭川市や愛知県の岩倉市、豊川市など、全国各地から年間100団体近い視察申し込みを受けている状況でございます。  これらも見える形で成果を出すことを目指し、また、地方から国を変えるという、強い信念を持って取り組んできた一つの成果であると考えております。  平成20年度からは、国の新たな財政指標として、半世紀ぶりになりますが、見直しされた自治体の破綻認定基準、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4つの指標が適用されることになっております。  これは夕張市の破綻を背景にして、自治体の財政の状況をすべて公表し、明らかにしようという、そのような動きからであります。  これらの指標では、これまで余り数値として出てこなかった病院とか、あるいは第三セクターなど、外郭団体を含めた経営状況がオープンとなり、自治体そのものの財政状況、経営状況が公表されることとなります。  市民からすれば、自分の住む市が他市と比較して、どういう状況であるのか、良いのか、悪いのか、各自治体の本当の姿を知ることになります。  そして、行政サービス面におきましても、ますます自治体間競争の格差が生じ、好むと好まざるにかかわらず、自治体間競争は避けて通れない時代となってまいります。  ある新聞社の調査によれば、これらの財政指標により、全国で約50から100の自治体が、破綻状態一歩手前の「早期健全化団体」になるとも言われております。  このことは、ある意味当たり前の世界に入っただけのことでありますが、地方自治体にとっては、新たなステージに突入したということであります。  私が就任致しましたときに、若い職員と話をしました。「これからは自治体だってつぶれるところが出てくるかもしれないし、皆さん方の給料も上がり続けるだけでなくて、下がることだってある時代が来るかもしれない」と、言った10年前のあの話が、まさか私も、当たるとは思っておりませんでしたが、それが現実になってきたということなのであります。  小野市におきましては、日本経済新聞社の調査による試算で、連結実質赤字比率、これはいわゆる民間企業でいいます、本社を中心とする子会社も含めたすべての連結決算みたいなものであると理解していただきたいと思いますが、マイナス78.3%、これはプラスは良くないのでありますけれども、逆にマイナスであります。全国805都市中第2位の高水準にあり、市全体としての健全財政を維持しているところであります。  しかし、兵庫県の財政危機などを考えますと、少しでも気を緩めれば、財政は悪化致します。気を引き締め直し、健全財政の堅持に努めてまいりたいと考えております。  5年越しの交渉を続けてまいりました、KDDI用地、実に100ヘクタールあるわけでありますが、その取得につきましては、本年1月にKDDI株式会社と価格、条件面での合意に達することができました。KDDI用地につきましては、将来の小野市の発展のため、貴重な財産であり、市民に大きな夢を与えてくれる構想の実現に向けて、取り組んでまいりたいと考えております。  価格につきましては、県が取得した長寿の里構想における土地の21分の1の価格であるということも、お伝えを致したいと思います。  また、ホテル誘致につきましては、小野市には都市機能に不可欠な宿泊施設がないということが、大きな懸案であり、市民や地元企業からもその立地について、強い要望があります。  誘致に関する取り組みも、立地候補地の選定、そして、誘致するホテル事業者等の合意に向け、ようやく光が差し込み、先が見え始めるところまで来ました。  賑わいづくりの核となるホテルの誘致は、小野工業団地を100%完売にするための誘致に奔走したときと同じように、小野市のさらなる活性化の大きな起爆剤となるものと確信を致しております。小野市のさらなる発展のため、市民、地元企業と一体となり取り組んでまいります。  小野市にとって、平成20年度は変化し、進化し続けるための重要な年であります。KDDI用地の取得、ホテルの誘致、小野南中学校を始めとする小中学校の耐震化など、ビッグプロジェクトが本格的に動き出します。  民間企業は、生き続けるために、時代のニーズに対応して、変化し続け、常に成果を出し、成長し続ける会社にしなければならないという宿命があるのと同様に、地方自治体においても絶えず変化し、常に進化し続け、見える形での成果をきちんと出すということは必要であります。  変化し続ける時代のニーズにフレキシブルに対応し、そして、小野市が単に生き残るためでなく、勝ち残るために、ポジティブに、前向きに、決してひるむことなく、「さらなる進化と変革」に向けてチャレンジし続けてまいる所存であります。  それでは、平成20年度当初予算について、これからその主なものを申し上げたいと思います。  新年度の当初予算では、特に「安全・安心社会の推進」「子育て支援など福祉・教育の充実」「地域活性化の推進」の3つの項目に重点を置いて編成を致しました。  まず「安全・安心社会の推進」であります。  新年度から「いじめ等防止条例」がいよいよスタート致します。小野市では、いじめの定義を、学校だけの狭義のいじめから、家庭・職場・地域社会などでの問題にも対応する広義、広い意味でのいじめとしてとらえ、その解決に向け、市民と行政がそれぞれの責務と役割を果たすとともに、一体となって総力を挙げ、取り組んでまいりたいと考えております。  また、市民会議を設置し、これからの具体的な行動計画を策定するとともに、本市議会開会中において、市議会との連名により、「いじめ等追放都市宣言」を行い、いじめ等のない明るく住み良い社会の実現を目指し、取り組んでまいります。  学校の整備や耐震化につきましては、児童生徒の安全確保を図り、また、地震等が発生した際の地域住民の避難場所を確保するという観点から、10カ年の学校整備事業中期計画に基づきまして、校舎改築や耐震補強を本格的に進めてまいります。  旭丘中学校などの耐震補強は、一部平成19年度予算に前倒しを致しまして、平成20年度事業と合わせ工事を進めてまいります。市場小学校や大部小学校は、平成21年度の耐震補強工事に向け、実施設計を進めてまいります。これらにより、平成21年度には、小野中学校と小野東小学校を除くすべての学校の耐震化が完了する予定であります。  なお、老朽化の著しい小野中学校や小野東小学校については、中期計画に基づき順次改築、新築を行ってまいる予定であります。  平成16年度から実施しております安全安心パトロールにつきましては、パトロール中の見守り活動などにより、犯罪発生件数が減少し、市民の安全安心に大きな効果を上げております。5年目を迎える平成20年度は、「し続ける」という“継続”と「進化し続ける」という“新たな付加価値”をキーワードに、「事件や事故が起こらない、また起こさせない地域社会の創造」を目指し、取り組んでまいります。  また、児童生徒の下校時の安全確保として、町境の防犯灯をさらに増設致します。もともと防犯灯は町単位ごとに設置をしてまいりましたが、町と町との間については、これは市が責任を持って設置をしていくということに変更したわけであります。  市が設置から維持管理まですべて行う、防犯灯公共設置事業を引き続き行い、児童生徒の安全対策を図ってまいりたいと考えております。  消防・防災体制の確立と致しましては、市民の命と暮らしを守るために、火災予防対策をより推進し、災害時の防災関係機関との連携や町内の緊急非常事態組織体制の確立、特に、病院との救急救助体制の確立強化を図ってまいります。  また、「自助」「共助」「公助」が連携し、適切に組み合わされた仕組みをつくっていくため、地域における市民の自主防災の意識高揚と能力向上などに取り組んでまいります。  自然災害により被害を受けた住宅の再建支援については、県が災害復旧における「共助」の仕組みとして創設致しました住宅再建共済制度(フェニックス共済制度)を活用し、市民の加入促進のための助成制度を現在とっておりますが、これを引き続き行ってまいります。  現在、北播磨の中では小野市が最も加入率が高いわけでありますが、さらにこの率を高めていきたいと思っております。  環境問題につきましては、メディアなどを通して、地球規模での温暖化を始め、あらゆる問題がクローズアップされ、人々の意識は一層の高まりを見せております。市としても、環境負荷の少ない、人と自然が共生するまちづくりを目指して、環境基本計画の策定を行いまして、また、分別収集の拡大やリサイクルの推進など環境施策の強化を図ってまいります。  特に、プラスチック・紙製容器包装の分別収集については、資源ごみは「まぜればごみ、分ければ資源」という観点に立って、ごみの減量化と資源としての再利用を推進してまいります。  既に、本年1月よりモデル町を設定し、試験的に分別収集を実施しておりますが、今後、モデル地域をふやしながら、また、分別容器の購入助成金制度の創設など、本格実施に向けて取り組んでまいります。  他市町村では、ごみ収集のための袋の有料化というのをやっておりますが、小野市は現時点では、考えてはおりません。一時的にはごみが減っても、確実にリバウンドするということはデータの上では明白であるからであります。今後は皆さん方の意見を十分聞きながら、どう環境問題についてやっていくかということについても、対処していきたいと思います。  次に、「子育て支援など福祉・教育の充実」であります。  乳幼児・小児医療費の無料化について、県の制度に準じるだけではなく、市の独自施策として、所得制限・一部負担金を撤廃して対象者の拡大を図り、さらに昨年から県や他の市に先駆けて、小学校3年生から現在は6年生へその対象を拡大致しました。  今後、県の厳しい財政状況の影響が懸念されるところですが、たとえ県がやめようとも、これは市の独自施策として取り組んでいるものであり、県がどうであれ、引き続き少子化対策事業として実施をしてまいりたいと考えております。  また、妊婦健康診査の助成支援につきましては、これまでの妊娠後期の検診費の助成制度をさらに充実させ、妊娠・出産に係る経済的負担の軽減と積極的な妊婦健康診査の受診を推進してまいります。  ご承知のとおり、今までは1回1万5,000円でございました。これを5,000円掛ける4回の2万円ふやして、全部で5回検診が受けれるということで、最高3万5,000円まで検診費を出すという議案を上程致しております。  発達障害児の支援につきましては、昨年これまでの乳幼児期の療育事業に加え、市単独事業として、言語聴覚士による発達障害の検査や相談・指導などの個別サポート事業を立ち上げましたが、さらに専門家を1名増員し、2名体制による充実した支援を行ってまいります。  障害者の自立支援では、低所得家庭への地域生活支援給付金制度や統合負担上限管理制度により、引き続き在宅生活を支援してまいります。また、わかあゆ園利用者への助成制度、グループホーム利用者への家賃補助、オストメイトの方への負担軽減支援など、障害者世帯の収入状況と負担に配慮した市の独自施策を進めてまいります。  平成16年から運行しております「らんらんバス」については、乗客数が年々増加し、利用者も年間6万人を超える状況でありますが、さらなる利便性の向上を図るため、県下初の試みとして、団体利用を対象に、電話予約に応じて運行する「デマンドバス」を本格的にスタートさせてまいります。  具体的には、10名、今下東条におりますと、このような市議会の本会議を傍聴したいということでしたら、ここまで運んできていただくと、こういうことでございます。  また、自治会が管理されている児童広場や公園につきましては、安心して子育てができる「人にやさしいまちづくり」を進めるために、遊具等の新設・補修などに対して、助成・支援を行ってまいります。  これは、もともとは地域の小さい公園というのは、町の管轄であったわけでありますが、市が助成制度をして、今回も10カ所2,000万円の予算を計上致しているところであります。  大きい公園も大事でありますが、歩いていける身近な公園を整備していく、こういったことを手がけていくという方針であります。  次に、教育についてであります。  平成16年度から実施しております、「おの検定」については、この4年間で県内外の市町などから52団体の視察訪問を受け、「基礎学力定着のシステム」「行政と学校の一体型施策」「脳科学理論に基づいた事業」として、全国的に認知されてまいりました。  5年目に当たる新年度は、新テキストやパソコン版計算ソフトを活用し、また、学習支援員による支援の充実を図り、児童生徒の基礎学力や学習意欲のさらなる向上と、「脳科学のまち小野市」の情報発信に努めてまいります。先般も国土交通省の冬柴大臣、また渡海文部科学大臣とお会いしまして、小野市の教育のその状況について説明を致してまいりました。  このように、まさに地方から国の教育のあり方、我々のやっているこのようなことを、実践をしていることをさらに広めてまいりたいと、このように考えているところであります。  また、学校施設の整備として、先ほど申しましたが、中番小学校、小野東小学校などのプールの改修を行ってまいります。市場小学校におきましては、普通教室等と体育館の平成21年度大規模改修に向けた実施計画を策定致します。  なお、小野中学校や小野東小学校の校舎については、これは懸案問題でありました、土地の問題がありましたけれども、両方とも解決を致しました。よって、それぞれ中期計画に基づき、平成22年度小野中学校、平成25年度小野東小学校、新築・改築工事に着手する予定で進めてまいります。  これらが済みますと、すべての小野市の小学校・中学校は、100%耐震補強ができた安全な学校になると、こういうことであります。  児童生徒の安全確保のための、先ほど申しました学校の耐震化も本格的に進めて、これらにより、すべての小中学校の整備が整うということであります。  特別支援学校においては、児童生徒の体力づくりや学校行事が行える場を確保し、充実した学校生活が送れるよう、平成21年度完成を目標に、体育館の建設を進めてまいります。  図書館におきましては、さらなる顧客満足度志向を目指し、オペレーションシステムの処理速度を向上させた図書館システムに更新を致します。これにより、携帯電話やメールによる予約機能等のレベルアップが可能となりまして、今以上の利用者サービスの充実に努めてまいります。  総合体育館などのスポーツ施設の予約については、従来のインターネットからの予約に加え、携帯電話からでも予約可能なシステムの整備を行います。  また、学校教育における小学校、中学校のパソコンについては、これまで児童生徒の情報活用能力を育む教育環境の充実のために順次更新を進めてまいりましたが、本年度をもってすべての小中学校のパソコンが新たに更新されるということになります。  生涯学習事業につきましては、平成17年に神戸大学と連携で取り組んだ、「青野原俘虜収容所の世界」の展示が、捕虜の故郷オーストリアのウイーンの国家文書館で開催されることになっており、これを契機にさらに充実した生涯学習事業を推進してまいりたいと考えております。  次に、「地域活性化の推進」であります。  大池総合公園から市役所前交差点までの自転車歩行車道の整備と大池弁天さん周辺の大池の景観を活用致しました、市民が憩える水辺空間整備を引き続き進めてまいります。  また、大池総合公園から小野警視派出所前の交差点、今、井上石油さんがありますけれども、手前までの市道を2車線化し、あわせて、そこにある通り池の修景を取り込んだ自転車歩行者道の整備を行います。  これらにより、大池総合公園、うるおい交流館エクラ、図書館等のシビックゾーンへのアクセス道路としての利便性を向上させ、快適で安全な道、そして、人と自然が触れ合える道づくりを進めます。  年間100万人の集客を誇る「ひまわりの丘公園」周辺においては、国宝「浄土寺」へのアクセス道路の整備と、国土175号から東西に伸びる市道208号線の改良整備を進めてまいります。  要するに、ひまわりの丘公園から歩いて浄谷の池を通って、そして、浄土寺までつなぐという、まさに点と点を線でつなぐと、こういう構想であります。  また、当公園におきましては、ガーデニングボランティアによる美しい沿道づくりが展開されておりまして、市内外から来られる多くの方を気持ち良くお迎えするため、四季折々の花が咲き誇るひまわりの丘公園の修景と調和のとれた、“美しく”“人にやさしい”景観を形成してまいります。  北播磨の基幹駅であります粟生駅の周辺整備事業については、駅前(東側)にコミュニティ施設や駅舎を建設し、利用者の利便性の向上と地域活性化の拠点の整備を、また、駅の西側につきましても、通路の整備や周辺の公園化を進めてまいります。  そして、間もなくオープンする「あお陶遊館アルテ」を核に、芸術・文化の交流拠点として、多くの人たちが集い、交流を図り、心豊かでスローライフが実感できる空間の創造を目指してまいります。  この粟生駅の改修で加古川線の電化とともに、5つの駅すべてがトイレを含め、それぞれが新しく生まれ変わると、こういう状況下になります。加えて、東側だけでなく、西側からも駅舎へ入ることができると。今まではぐるっと回って、東側に来てたということでありますけれども、そういう駅舎に変わると、こういうことであります。  また、神戸電鉄沿線の各駅周辺整備事業につきましては、市の南玄関口である樫山駅の周辺整備工事に着手を致します。駅舎や広場等を整備し、構内にはコミュニティ施設を設け、利用者の利便性の向上と地域の活性化を図ってまいります。  河合運動広場は建設から24年が経過しており、施設の老朽化と利用者の減少に対応するため、平成21年度の施設再生を目指して、そのテニスコートや多目的グラウンド、ウオーキングロードなどのリニューアル事業に着手を致します。  農業の振興につきましては、全国的な傾向として、農業者の高齢化、そして後継者不足が懸念される状況の中で、農地や農業施設の維持管理を継続的に行い、あわせて、災害に強いむらづくり、景観に配慮したきれいなむらづくりを、地域住民が主体となって取り組む「農地・水・環境保全向上対策事業」に引き続き取り組んでまいります。  むらづくり交付金事業につきましては、地域の農業の健全な発展を図るために、地域の多様なニーズに応じ、用排水路の改修、農道整備、集落防災としてのため池防護さくの設置など、農業生産基盤の整備と農村の生活環境の整備を総合的に実施してまいります。  小田町の里山整備事業につきましては、地元下東条地区に協議会を設置して、整備計画の検討を進めておりますが、いよいよ工事に着手致します。「こだまの森」との相乗効果により、新たな観光スポットになるものと考えております。  さらに、「かわい快適の森」の新ルート計画につきましては、早期に地権者の理解を得るなど、順次整備環境を整え、「かわい快適の森」から「白雲谷温泉ゆぴか」までの、実に15キロハイキングロードコース構想の実現を目指し、積極的に取り組んでまいる所存であります。  また、JR粟生駅に建設するコミュニティ施設やJR河合西駅に隣接する空き店舗等を活用し、地元農産物を使った食材加工などにより、地域コミュニティへの活性化を目指し、活動するグループが発足しようとしております。  このように、農業の振興と地域に貢献する団体に対しては、積極的な支援を行ってまいる予定であります。  「ガーデニングシティおの」の推進では、「ガーデニングシティおの」の実現を目指し、多くのガーデニングボランティアの参画と協働のもとに、花と緑による景観形成を市民主体による「色と香りのまちづくり」として展開をしてまいりたいと、そのように考えております。  中心市街地の活性化につきましては、昨年、地域住民を中心とした「中心市街地まちづくり協議会」が設立され、商店街周辺の土地の有効利用、ボランティア活動団体との連携といったハード・ソフト両面から定期的な協議が続けられております。  具体的な取り組みのもととなる基本構想を策定し、市民一体となって中心市街地の活性化に取り組んでまいります。  陣屋まつりがこの3月1日、2日に行われますが、あれだけの人たちが集まるわけであります。今年もきっと成功すると思います。あのような活性化をすることによって、新たな小野市の商店街の活性化の糸口をつかむと、こういうことであります。
     また、貴重な財産の寄附をいただきました商店街の旧吉田表具店跡は、放課後などに子供たちが安心して活動できる場として、施設改修を行い、子育てサロンや子供の放課後対策事業などを実施してまいります。  結果として「夢館」と、この新たな拠点がお互いに高齢者と子供たちが触れ合える、そのような核となる拠点として商店街にできるということであります。  地域活動の拠点であるコミセン「いちば」におきましては、県民交流広場助成金を活用して、駐車場整備やパソコンなどの更新などを行います。また、コミセン「おおべ」におきましても、敷地の新池公園とグラウンドが一体的に活用できる整備を行い、コミュニティや生きがい、自己実現を図っていける場づくりを進めてまいります。  2年後の2011年7月に完全移行する地上デジタル放送への対応としては、市内山間部に点在する難視聴共同受信施設の改修に対して、補助金制度を設け、支援策を講じてまいります。  そのほか、各地区の地域づくり協議会の活動支援については、市内6カ所のコミュニティセンターを拠点に、各地域が主体的かつ創造的な地域づくりを実践されており、それら活動の推進のため、使途を制限しない活動補助金により、その活動を継続して支援をしてまいります。  地域の自主性に任せる、これこそが小野市の各地域の活性化につながると、まさに各地区で今それが実践されております。  小野まつりにつきましては、市民が主体となった実行委員会が中心となり、平成12年から祭りの変革に取り組み、着実に発展を遂げてまいりました。中でも「おの恋おどり」は、県下ではなく、関西最大規模のダンスイベントとして定着してきております。これからも市民の皆様とつくる小野まつりを支援し、あわせて、小野市を全国に発信してまいりたいと考えております。  以上、平成20年度予算は、一般会計179億円、特別会計86億円、企業会計119億円で、予算の総額は384億円としております。  一般会計では2年連続の減少となる堅実型の予算でありますが、児童の医療費完全無料化の継続に加え、小学校、中学校の整備・耐震化、いじめ等防止市民会議の設置など45件の新規事業を盛り込んでおります。新たなチャレンジを進めるということであります。  また、当初予算案に盛り込む予定でありました、旭丘中学校等の耐震化事業の一部を、平成19年度の補正予算案に前倒し計上をしておりまして、これらを含めますと、健全財政を維持しつつ、積極的に事業を展開するという予算に結果としてなっております。  なお、このように小中学校の耐震化を始め、さまざまな新規事業などを積極的に展開してまいりますが、財政状況につきましては、市税は過去最高額の73億円、一方、地方債、いわゆる借金の残高は、昨年度平成19年度からさらに9億円減らし、この10年間で最も少ない143億円となる見込みであります。  これは、少し説明しますと、過去3年間で51億円の減になります。そして、平成21年来年には140億円をさらに切る予定であります。そしてまた、一般会計だけではなくて、特別企業会計すべてを含めた小野市の全借金、地方債というのは、この4年間で65億円の減少となる予定であります。  また、歳入に対する借金の比率となります実質公債比率におきましても、近隣市町が起債発行の制限される、いわゆるガイドライン、18%ラインを超えて苦戦されている中、きょうの新聞もどこかの市が20%を超えているというような話も出ておりましたけれども、そのような中であって、小野市は前年度決算の16.7%から、さらに改善をさせ、平成20年15.8%となる見込みであります。  時系列でいいますと、16.7、16.4、そしてこの平成20年度は15.8、来年の見込みはといいますと、平成21年度は15.1%、そして22年には14.9%と初めて15%を割ると、こういう中期計画で進めているということをご参考までに申し上げておきます。  基金、いわゆる貯金でありますが、74億円を確保できる見込みであり、これら財政指標は常に目標数値を掲げながら、持続的な健全財政の維持を図ってまいります。貯金は減らさないで、借金はどんどん減らしていくと、事業は積極的にと、こういうことであります。  本定例会には、一般会計予算を始め33件の議案を提出しております。細部につきましては、各担当者に説明をさせますので、慎重にご審議の上、ご決定いただきますよう、よろしくお願い申し上げる次第であります。  なお、本会議中に追加議案の提出を予定致しておりますことを申し添えます。  最後に、平成20年度は、地方分権改革の一層の推進、新たな財政指標の導入、兵庫県の行財政改革などあらゆる分野で大きな変化が予想され、新たなステージに突入致します。  生き残りではなく、勝ち残りを目指し、そして、市民の皆様方が将来にわたり安全で安心して快適に、生きがいと誇りと持って住み続けられる小野市にするために、今後とも時代の変化を的確に読み取り、絶えず変化し、進化し続け、小野市のさらなる飛躍を、市民の皆さんとともに進めてまいりたいと考えております。  「もっと変えよう小野 もっと変わろう小野市」という決意と、「地方から国を変える」という意気込みで、魅力・活力・個性に富んだ「21世紀に雄飛するエクセレントシティおの」の真の実現に向け、さらなる創造的変革へチャレンジしてまいる所存であります。  議員各位におかれましては、円滑な行政運営ができますよう、なお一層のご指導とご支援を改めてお願い申し上げまして、平成20年度に向けての私の所信と致します。  ありがとうございました。 ○議長(松本英昭君)  この際、暫時休憩致します。  再開は11時20分と致します。                休憩 午前11時02分                再開 午前11時20分 ○議長(松本英昭君)  ただいまから、会議を再開致します。  休憩前に引き続き、議案説明であります。  議案第3号 平成20年度小野市一般会計予算、議案第8号 平成20年度小野市都市開発事業会計予算、議案第12号 平成19年度小野市一般会計補正予算(第5号)、議案第15号 平成19年度小野市都市開発事業会計補正予算(第1号)、以上4件について、総務部長。                  (総務部長 登壇) ○総務部長(近都正幸君)  議案第3号 平成20年度小野市一般会計予算について、提案説明を致します。  予算書の5ページであります。  まず第1条は、予算の総額を歳入歳出それぞれ178億7,000万円に定めようとするものであります。これは前年度当初予算に比べ1%の減となっております。  第2条 債務負担行為は、13ページ第2表に記載しておりますとおり、公害除去設備資金融資に係る損失補償など5件、第3条 地方債は、14ページ第3表に記載しておりますとおり、市民会館整備事業など10件であります。  第4条 一時借入金は、借り入れ最高額を60億円に定めるものであります。  また、第5条は歳出予算のうち人件費の流用について定めるものであります。  次に、6ページであります。  第1表 歳入歳出予算の主なものについて説明致します。  まず、歳入でありますが、款1 市税では、市民税及び固定資産税の増等により、前年度に比べ2.2%の増、款11 地方交付税では、都市と地方の税収の格差の是正策として、地方再生対策費が創設されるなどの制度改正が行われましたが、対象となる公債費の算入減などにより8.7%の減、款22 市債では、市民会館整備事業債、学校施設耐震改修事業債、体育施設整備事業債等の増により、前年度に比べ23.6%の増であります。  次に、10ページからの歳出であります。  款2 総務費では、デマンドバス運行経費、スポーツ施設予約システムの構築経費、市民会館大規模改修経費など、款3 民生費では、小学校6年生までの乳幼児・小児医療費の完全無料化のための経費、後期高齢者医療に係る繰出金など、款4 衛生費では、妊婦健康診査費助成経費、分別収集推進補助金など、款5 農林費では、防衛周辺整備事業費、むらづくり交付金事業費など、款6 商工費では、小野まつり補助経費、白雲谷温泉委託料など、款7 土木費では、神戸電鉄樫山駅周辺整備費、大池総合公園周辺の道路整備など、款8 消防費では、防災まちづくり事業費、小型動力ポンプ積載車購入補助など、款9 教育費では、小中学校の耐震化事業経費、図書館システムの更新委託料、河合運動広場整備事業経費などを、それぞれ計上しております。  なお、詳細につきましては、16ページ以降に記載しております「歳入歳出予算事項別明細書」をご高覧願いたいと存じます。  次に、議案第8号 平成20年度小野市都市開発事業会計予算について、提案説明を致します。  別冊の平成20年度小野市都市開発事業会計予算書1ページであります。  第2条の業務の予定量でありますが、工業団地管理センター管理業務として、業務費990万円を予定しております。  第3条の収益的収入及び支出については、預金利息及び団地管理センター管理運営費など、収入、支出それぞれ2,100万円を計上しております。  第4条の資本的収入及び支出については、開発管理事業収入として、140万円を計上し、同額を都市開発事業管理基金に積み立てを予定しております。  なお、詳細につきましては、予算書4ページの予算実施計画以降をご高覧願いたいと存じます。  次に、議案第12号 平成19年度小野市一般会計補正予算(第5号)について、提案説明を致します。  議案書の12ページであります。  今回の補正は、学校の耐震改修に係る事業費補正、各事業の確定見込みによる事業費の更正及び収入の決算見込み等による更正などの補正であります。  第1条 歳入歳出予算の補正でありますが、既定の総額から歳入歳出それぞれ1億8,590万円を減額し、予算の総額を185億1,000万円にしようとするものであります。  第2条 繰越明許費は12ページの6、第2表に記載しておりますとおり、学校施設耐震促進事業など6件について、限度額を設定し、翌年度へ繰り越ししようとするものです。  第3条 地方債の補正は、12ページの7及び8、第3表に記載しておりますとおり、追加1件、変更3件で、学校施設耐震改修事業の追加とするものと、その他地方債対象事業費の確定見込みにより、限度額を変更しようとするものです。  次に、12ページの1、第1表 歳入歳出補正予算の概要について説明を致します。  まず、歳入でありますが、款1 市税、款10 地方特例交付金及び款11 地方交付税につきましては、収入見込みにより、款15 国庫支出金、款16 県支出金及び款22 市債は、それぞれの事業等の確定見込みにより、款19 繰入金は財源調整等により、それぞれ補正しようとするものであります。  次に、12ページの4、歳出であります。  主な内容ですが、款2 総務費で職員退職による退職手当組合負担金の増、市議会議員選挙等執行経費の減、款3 民生費で乳幼児・小児医療費助成経費、保育所児童保護経費等の確定見込みによる減額、款7 土木費で防災公園整備事業、粟生駅前公園整備事業等の減額、款9 教育費で学校施設の耐震改修事業の追加、小野中学校校舎改築事業に係る用地確保による増額などについて、それぞれ所要額を補正しようとするものであります。  なお、詳細につきましては、12ページの9以降に記載しておりますとおり、「歳入歳出補正予算事項別明細書」をご高覧願いたいと存じます。  次に、議案第15号 平成19年度小野市都市開発事業会計補正予算(第1号)について、提案説明を致します。  議案書の15ページであります。  今回の補正は、受取利息の増加による営業外収益の増、修繕費等の増による工業団地管理センターの管理運営費等の増により、これらに関する収入及び支出を補正しようとするものであります。  第2条の予定量でありますが、工業団地管理センター管理業務の事業費を1,170万円に補正しようとするものであります。  第3条の収益的収入及び支出の補正でありますが、既決の総額に収入、支出それぞれ820万円を追加し、総額を1,840万円にしようとするものであります。  第4条の資本的収入及び支出の補正でありますが、基金の預金利息のうち一部を都市開発事業管理基金に積み立てるために、収入、支出それぞれ130万円を追加しようとするものであります。  なお、詳細につきましては、15ページの2の「補正予算実施計画」以降をご高覧願いたいと存じます。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第4号 平成20年度小野市国民健康保険特別会計予算、議案第5号 平成20年度小野市老人保健特別会計予算、議案第6号 平成20年度小野市介護保険特別会計予算、議案第7号 平成20年度小野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第13号 平成19年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第14号 平成19年度小野市老人保健特別会計補正予算(第2号)、以上6件について、市民福祉部長。                 (市民福祉部長 登壇) ○市民福祉部長(富田 修君)  議案第4号 平成20年度小野市国民健康保険特別会計予算について、提案説明を致します。  予算書の341ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ48億8,000万円に定めようとするもので、前年度当初予算に比べ、4,300万円の減、率にして0.9%の減となっています。  国民健康保険事業の運営につきましては、少子高齢化の急速な進展、疾病構造の変化、医療技術の高度化等に伴って厳しい状況が続いています。中でも本制度の構造的な課題である高齢者加入割合の増加と低所得者層の増大は、財政的に大きな影響を与えております。  また、平成20年4月から後期高齢者医療制度が始まることにより、さまざまな医療制度の改正がなされ、国民健康保険制度も大きく変わることになります。  まず、歳入の主なものでありますが、款1 国民健康保険税は、前年度に比べ16.1%の減、款3 国庫支出金は7.8%の減、款4 療養給付費交付金は61.8%減、款5 前期高齢者交付金は新設であります。款6 県支出金は6.3%の減、款7 共同事業交付金は0.9%の増、款9 繰入金は10.6%の減となっております。  次に、歳出の主なものでは、款1 総務費は前年度に比べ4.8%の減、款2 保険給付費は4%の増、款3 後期高齢者支援金等及び款4 前期高齢者支援金は新設であります。  款5 老人保健拠出金は84.7%の減、款6 介護納付金は18.5%の減、款7 共同事業拠出金は0.9%の増となっております。  減の主な要因と致しましては、後期高齢者医療制度の創設に伴い後期高齢者支援金が新たな負担増となりますが、老人保健制度の廃止による拠出金の減額が大きいこと、及び介護納付金の減等によるものです。  第2条は、一時借入金の借り入れ限度額を9億円と定めるものです。  第3条は、歳出予算の流用範囲を定めたものであります。  なお、詳細につきましては、349ページ以降、「歳入歳出予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第5号 平成20年度小野市老人保健特別会計予算について、提案説明を致します。  予算書の393ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を、それぞれ4億1,800万円に定めようとするもので、前年度当初予算に比べ、37億3,300万円、率にして89.9%の減となっております。  老人保健制度が平成20年3月で廃止され、4月から後期高齢者医療制度に移行することになるため、老人保健の医療給付は平成20年3月診療分、及び2月診療以前の月おくれ請求分となるため、医療給付費が大幅な減額となります。  歳入の各款につきましては、医療給付の減少により公費負担割合に応じて、それぞれ減額となるものです。  第2条は、一時借入金の借り入れ限度額を8,000万円と定めるものです。  なお、詳細につきましては、399ページ以降、「歳入歳出予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第6号 平成20年度小野市介護保険特別会計予算について、提案説明を致します。  予算書の411ぺージをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億6,600万円に定めようとするもので、これは前年度当初予算に比べ、2億7,700万円、10.3%の増となっています。  歳出の積算につきましては、第3期介護保険事業計画のほか、平成19年度における介護サービス利用実績及びサービス利用量の推計に基づいて算出しています。  まず、歳入の主なものでありますが、款3 国庫支出金6億7,960万4,000円、対前年度比11.4%の増、款4 支払基金交付金8億6,658万7,000円、対前年度比10.8%の増、款5 県支出金4億1,802万7,000円、対前年度比9.7%の増、款7 繰入金4億8,927万3,000円、対前年度比13.9%の増は、保険給付費及び地域支援事業費の増額によるものであります。  次に、歳出の主なものにつきましては、款2 保険給付費27億5,512万円、対前年度比10.1%の増、これは居宅サービス及び施設サービス利用の増加のほか、小規模特別養護老人ホームに認知症高齢者グループホームなどを併設した施設の開設に伴う地域密着型介護サービスの利用増加を見込んだものであります。  款3 地域支援事業費9,936万円、対前年度比30.2%増となっております。これは、介護予防事業及び高齢者虐待予防事業の充実に伴う増加によるものであります。  第2条は、一時借入金の借り入れ限度額を5億円と定めるものであります。  なお、詳細につきましては、417ページ以降の「歳入歳出予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。
     次に、議案第7号 平成20年度小野市後期高齢者医療特別会計予算について、提案説明を致します。  予算書の467ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額を、それぞれ3億7,700万円に定めようとするものです。  平成20年4月から老人保健制度にかわり後期高齢者医療制度が始まるため、市が被保険者から保険料を徴収し、兵庫県後期高齢者医療広域連合に納付することになります。  まず、歳入の主なものですが、款1 後期高齢者医療保険料は、均等割額4万3,924円、所得割率8.07%、賦課限度額50万円で算定し、2億5,454万5,000円、款3 繰入金は、保険基盤安定に係る保険料政令軽減分、人件費及び事務費を一般会計から繰り入れるもので、1億2,236万4,000円となっております。  次に、歳出の主なものでは、款1 総務費として、人件費及び事務費で1,509万4,000円、款2 後期高齢者医療広域連合納付金として、徴収した保険料及び保険料政令軽減分の3億6,080万1,000円となっております。  第2条は、一時借入金の借り入れ限度額を7,000万円と定めるものです。  なお、詳細につきましては、473ページ以降、「歳入歳出予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第13号 平成19年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、提案説明を致します。  議案書の13ページであります。  第1条は、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ4,695万円を追加し、予算の総額を50億943万円にしようとするものです。  このたびの補正は、歳入については国庫支出金、療養給付費交付金、県支出金、財産収入及び繰入金、歳出については総務費、保険給付費、介護納付金、基金積立金、公債費及び諸支出金の補正であります。  第2条は、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費を定めるものであります。  次に、13ページの1、第1表 歳入歳出補正予算の概要について説明を致します。  まず、歳入でありますが、款3 国庫支出金は、一般被保険者の療養給付費及び介護納付金の増減により、国庫負担金、国庫補助金を合わせまして1,892万円の追加、款4 療養給付費交付金は、退職被保険者の療養給付費の減等により2,700万円の減、款5 県支出金は、一般被保険者の療養給付費及び介護納付金の増減により308万円の追加、款7 財産収入は、国民健康保険事業基金の運用利息の増により170万円の追加、また、款8 繰入金は職員給与費等の一般会計繰入金、及び基金繰入金で5,025万円を追加補正であります。  次に、歳出でありますが、款1 総務費は、後期高齢者医療制度の激変緩和措置に対応するためのシステム改修費で、850万円の追加、款2 保険給付費は、療養給付費、高額療養費及び出産育児一時金の見込みによる3,425万円の追加、款4 介護納付金は、納付金の確定による2,600万円の減、款7 基金積立金は、国民健康保険事業基金の運用利息で170万円の追加、款8 公債費は、一時借入金利子の増による150万円の追加、款9 諸支出金は、療養給付費等負担金の前年度精算による2,700万円の追加補正であります。  なお、詳細につきましては、13ページの4以降の「歳入歳出補正予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。  次に、議案第14号 平成19年度小野市老人保健特別会計補正予算(第2号)について、提案説明を致します。  議案書の14ページであります。  第1条は、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ4,965万円を減額し、予算の総額を41億4,485万8,000円にしようとするものです。  このたびの補正は、歳入については、支払基金交付金、国庫支出金、県支出金及び繰入金、歳出については、医療諸費、諸支出金及び公債費の補正であります。  次に、14ページの1、第1表 歳入歳出補正予算の概要について説明致します。  まず、歳入でありますが、款1 支払基金交付金、款2 国庫支出金、款3 県支出金及び款4 繰入金は、医療給付費等の減額により、それぞれ負担割合に応じ4,965万円の減額補正であります。  次に、歳出でありますが、款1 医療諸費は医療給付費の見込みによる5,000万円の減、款2 諸支出金は、県の老人保健法医療給付事業負担金の前年度精算による25万円の追加、款3 公債費は、一時借入金利子の増による10万円の追加補正であります。  なお、詳細につきましては、14ページの3以降の「歳入歳出補正予算事項別明細書」をご高覧いただきたいと存じます。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第9号 平成20年度小野市病院事業会計予算、議案第16号 平成20年度小野市病院事業会計補正予算(第2号)、以上2件について、市民病院事務部長。               (市民病院事務部長 登壇) ○市民病院事務部長(藤田久好君)  議案第9号 平成20年度小野市病院事業会計予算について、提案説明を致します。  別冊の小野市病院事業会計予算書の1ページをお開き願います。  第2条 業務の予定量でありますが、これまでの業務実績を勘案致して、年間患者数を入院7万1,175人、外来13万4,200人と定めようとするものであります。  第3条の収益的収入及び支出の予定額は、業務予定量を勘案致して、収入支出とも40億8,200万円に定めようとするもので、入院基本料施設基準7:1取得のための人件費及び入院単価の増加、DPC取得や診療報酬改定による診療収入の増加、オーダーリングシステム導入に伴う経費の増加等により4.8%の増となっております。  第4条の資本的収入及び支出については、収入4億9,600万円、支出6億7,900万円とし、収入不足額1億8,300万円は過年度分損益勘定内部留保資金等で補てんしようとするものであります。  第5条の企業債、第6条の一時借入金、第7条の予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第9条の他会計からの出資金及び負担金、第10条のたな卸資産購入限度額、及び第11条の重要な資産の取得及び処分については、それぞれ記載のとおり定めようとするものであります。  なお、詳細につきましては、6ページの「予算実施計画」以降をご高覧いただきたいと存じます。  続きまして、議案第16号 平成19年度小野市病院事業会計補正予算(第2号)について、提案説明を致します。  議案書の16ページであります。  第2条は、収益的収入及び支出の予定額について、収入及び支出をそれぞれ200万円増額し、予算総額を39億320万円にしようとするものであります。  今回の補正は、人間ドック利用者増による医療相談収益の増額、麻酔医師報酬や勧奨退職給与金の増加による人件費の増額、診療材料の減少による材料費、及び控除対象外消費税等雑支出の減額などであります。  第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第4条の重要な資産の取得及び処分につきましては、それぞれ記載のとおり改めようとするものであります。  なお、詳細につきましては、16ページの2以降の「補正予算実施計画」以降をご高覧いただきたいと存じます。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第10号 平成20年度小野市水道事業会計予算、議案第11号、平成20年度小野市下水道事業会計予算、議案第17号 平成19年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)、議案第18号 平成19年度小野市下水道事業会計補正予算(第3号)、以上4件について、水道部長。                  (水道部長 登壇) ○水道部長(花房正好君)  議案第10号 平成20年度小野市水道事業会計予算について、提案説明を致します。  別冊の小野市水道事業会計予算書の1ページでございます。  第2条は、業務の予定量でございますが、これまでの業務実績に基づき、年間総給水量を675万立方メートルと見込んでおります。  また、主要な建設改良事業としては、浄水場施設整備事業等の整備を図るため、15億1,785万7,000円の事業費を計上するとともに、下水道事業会計への長期貸付金として2億4,000万円を計上しようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の予定額は、業務予定量等を勘案し、収入を13億500万円に、支出を13億500万円に定めようとするもので、対前年度比は収入で0.8%の減、支出においては0.8%の増でございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の予定額は、収入を9,800万円に、支出を18億2,100万円に定めようとするもので、対前年度比は収入で14.0%の増、支出で90.7%の増でございます。  また、収入が支出に対して不足する額17億2,300万円は、建設改良積立金等で補てんしようとするものでございます。  第5条 一時借入金、第6条 予定支出の各項の経費の金額の流用、第7条 議会の議決を経なければ流用することのできない経費、及び第8条 たな卸資産購入限度額は、それぞれ記載のとおり定めようとするものでございます。  なお、詳細につきましては、4ページの「予算実施計画」以降をご高覧いただきたいと存じます。  続きまして、議案第11号 平成20年度小野市下水道事業会計予算について、提案説明を致します。  別冊の小野市下水道事業会計予算書の1ページでございます。  第2条 業務の予定量でございますが、これまでの業務実績に基づき、年間総処理水量を614万立方メートルと見込んでおります。  また、主な建設改良事業としては、公共下水道事業の整備を図るために、2億1,728万円の事業費を計上しようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の予定額は、業務予定量等を勘案し、収入を12億3,300万円に、支出を16億5,300万円に定めようとするもので、対前年度比は収入で4.4%の増となり、この主な原因は、雨水整備事業の増に伴う、一般会計負担金の増によるものでございます。また、支出は2.4%の減で、この主な理由は企業債利息の減によるものであります。  次に、第4条 資本的収入及び支出の予定額は、収入を21億400万円に、支出を23億400万円に定めようとするものでございます。  収入では、対前年度比74.3%の増となり、この主な原因は、繰り上げ償還に伴う借換債による増でございます。  また、支出は75.8%の増となり、この主な原因は、先ほどの繰り上げ償還の実施による増でございます。  また、収入が支出に対し不足する額2億円は、当年度分損益勘定留保資金等で補てんしようとするものでございます。  第5条 企業債、第6条 一時借入金、第7条 予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条 議会の議決を経なければ流用することのできない経費及び第9条 他会計からの補助金は、それぞれ記載のとおり定めようとするものでございます。  なお、詳細につきましては、5ページ以降の「予算実施計画」をご高覧いただきたいと存じます。  続きまして、議案第17号 平成19年度小野市水道事業会計補正予算(第3号)について、提案説明を致します。  議案書の17ページでございます。  第2条 業務の予定量の補正については、記載のとおり改めようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の補正ですが、収入は受託工事収益等の決算見込みにより4,300万円を減額し、収入総額を12億7,200万円に、支出は配水及び給水費等各経費の決算見込みにより、6,462万円を減額し、支出総額を12億2,200万円にしようとするものでございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の補正でありますが、収入は負担金等の決算見込みにより1,400万円を減額し、収入総額を7,200万円に、支出は建設改良費の決算見込みにより4億1,390万円を減額し、支出総額を6億4,500万円にしようとするものでございます。  なお、収入の不足額は過年度分損益勘定留保資金等で補てんしようとするものでございます。  第5条 継続費の補正でありますが、浄水場施設整備事業の工事決算見込みにより、平成19年度支出見込み額が大きく減少したため、継続費の年割額を変更しようとするものでございます。  この補正予算の詳細につきましては、17ページの3の「補正予算実施計画」以降をご高覧いただきたいと存じます。  続いて、議案第18号 平成19年度小野市下水道事業会計補正予算(第3号)について、提案説明を致します。  議案書の18ページでございます。  第2条 業務の予定量の補正については、記載のとおり改めようとするものでございます。  第3条 収益的収入及び支出の補正ですが、収入は、他会計補助金等の決算見込みにより、2,588万円を増額し、収入総額を12億608万円に、支出は流域下水道維持管理負担金の決算見込みにより2,600万円を減額し、支出総額を16億6,620万円にしようとするものでございます。  次に、第4条 資本的収入及び支出の補正ですが、まず、企業債の繰り上げ償還時期が確定したことなどにより、6億4,750万円を減額し、さらに、国庫補助事業等の決算見込みにより6,968万円を減額し、収入総額を12億3,632万円に、支出は、同じく繰り上げ償還時期が確定したことにより、4億5,000万円を減額し、さらに公共下水道整備事業費等の決算見込みにより、2億1,250万円を減額し、支出総額を13億9,405万円にしようとするものであります。  ここで、繰り上げ償還時期の確定の件をご説明申し上げますと、平成19年12月議会におきまして、公営企業金融公庫資金5%以上のものについて、すべて平成20年3月に繰り上げ償還を行う補正を行いましたが、平成19年12月22日の総務省からの通知により、年利6.6%以上のものを平成20年3月が繰り上げ償還の時期となる旨の連絡を受けたことにより、年利6.6%未満5%以上の公営企業金融公庫資金の起債4億5,000万円を減額することとなったものでございます。  なお、この4億5,000万円については、平成20年9月に繰り上げ償還を行う予定であります。  また、資本的収入が資本的支出に対し不足する額は、当年度分損益勘定留保資金で補てんしようとするものでございます。  次に、第5条 企業債の補正については、起債の限度額を記載のとおり改めようとするものでございます。  第6条 他会計からの補助金については、記載のとおり改めようとするものでございます。  なお、詳細につきましては、18ページの2「補正予算実施計画」以降をご高覧いただきますようお願い致します。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第19号 小野市後期高齢者医療に関する条例の制定について、議案第20号 小野市後期高齢者医療特別会計条例の制定について、議案第24号 小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第26号 小野市福祉基金条例の一部を改正する条例の制定について、議案第27号 小野市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件について、市民福祉部長。                 (市民福祉部長 登壇) ○市民福祉部長(富田 修君)  議案第19号 小野市後期高齢者医療に関する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の19ページであります。  後期高齢者医療制度は、急速な高齢化に伴う医療費の増大が見込まれる中、国民皆保険制度を将来にわたり持続可能なものとするため、75歳以上の後期高齢者を対象に、その心身の特性や生活実態を踏まえ、独立した医療制度として創設されるもので、その運営は、県内全41市町により構成する「兵庫県後期高齢者医療広域連合」が行い、各市町は保険料徴収及び窓口業務を担当することになっています。  そのため、本市におきましても、広域連合の一員として、本制度の業務施行に関して、国の示す準則に基づき、本条例を制定するものであります。  本条例では、市において行う事務、保険料を徴収すべき被保険者、普通徴収に係る納期、罰則などを規定しております。  なお、この条例の施行期日は、平成20年4月1日からであります。  次に、議案第20号 小野市後期高齢者医療特別会計条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の20ページであります。  後期高齢者医療事業の実施に伴う事業費用に係る会計につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律第49条の規定により、特別会計を設置して運営することが義務づけられております。  したがいまして、本市におきましても、後期高齢者医療事業の円滑な運営及びその経理の適正な執行を行うため、この特別会計の設置を定める条例を制定しようとするものであります。  なお、本条例の施行期日は、平成20年4月1日からであります。  次に、議案第24号 小野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の24ページをお開き願います。  本議案は、健康保険法等の一部を改正する法律の施行において、後期高齢者医療制度が創設されたことに伴い、本条例を改正しようとするものであります。
     主な改正内容は、後期高齢者医療制度の資格取得日となる本年4月1日及び75歳の誕生日については、国民健康保険と資格が重複することとなるため、葬祭費の併用調整を行う規定を設け、重複給付のないようにするものであります。  また、40歳から74歳までの国民健康保険被保険者を対象とした、特定健診及び特定保健指導を実施するため、保健事業の見直しを行うものでございます。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第25号 小野市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の25ページであります。  本議案につきましては、健康保険法等の一部を改正する法律において、老人保健法の一部が改正され、本年4月1日から施行することに伴い、本条例の一部を改正しようとするものであります。  改正内容は、「老人保健法」を「高齢者の医療の確保に関する法律」に改めるもの、及び条ずれに対応するためのもので、福祉医療費助成制度自体に変更はありません。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするもので、別に経過措置を定めております。  次に、議案第26号 小野市福祉基金条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の26ページでございます。  小野市福祉基金は、より充実した福祉の推進を図るため、昭和60年に創設致しましたが、福祉経費へ用いる額は、基金から生じる収入、つまり、預金利息等の範囲内となっています。  このたびの一部改正は、国や県の社会保障制度に係る財政構造改革等に際し、真に必要な本市の福祉施策の推進を図る財源として、基金として積み立てた額の全部、または一部を活用しようとするもので、条例第5条の処分規定を改めるものであります。  平成19年3月末の福祉基金現在高は、4億6,352万1,818円、平成18年度中に生じた利子及び配当金額は、271万5,230円で、財源の充当先は、社会福祉協議会運営助成費に100万円、障害福祉施策に170万円などであります。  福祉基金の運用及び処分に関しましては、一部改正後も地方自治法の規定を遵守し、処分マニュアルの策定などにより、これまでと同様、適正・厳格な運用に努めてまいる所存であります。  なお、附則により、一部を改正する条例は、公布の日から施行することと致しております。  次に、議案第27号 小野市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の27ぺージであります。  この議案は、平成16年度及び平成17年度の税制改正の影響を受け、介護保険料が大幅に上昇するものに対して、平成18年度及び平成19年度において、保険料の激変緩和措置を講じていましたが、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、この激変緩和措置を引き続き平成20年度も講ずることができるように、その対象者及び保険料を定めようとするものであります。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものであります。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第21号 小野市開発事業に係る調整及び地域のまちづくりの推進に関する条例の制定について、議案第28号 小野市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議案第29号 小野市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第30号 小野市白雲谷温泉ゆぴかの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第33号 小野市道路線の認定について、議案第34号 小野市道路線の変更について、議案第35号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について、以上7件について、地域振興部長。                 (地域振興部長 登壇) ○地域振興部長(森本 孝君)  議案第21号 小野市開発事業に係る調整及び地域のまちづくりの推進に関する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の21ページであります。  この議案は、開発事業に係るまちづくりについて、その基本理念を定め、市民等事業者及び小野市の責務などを明らかにするとともに、地域のまちづくりに関する基本的な事項並びに開発事業の基準等、都市計画法による基準、都市計画法施行条例に基づく手続等に関し必要な事項を定め、総合的な調整を行うことにより、周辺環境と調和した計画的で秩序あるまちづくりを推進し、もって市民の良好な居住環境の形成と市域の健全な発展に資することを目的に制定するものであります。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものであります。  ただし、第20条、第21条、第46条及び第47条の規定は、同年10月1日から施行することとしています。  次に、議案第28号 小野市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の28ページであります。  このたび、わかくさ児童公園、中町ふれあい広場、上新防災ふれあい広場を整備したことにより、小野市都市公園条例別表第1に当該公園名及びその位置をそれぞれ追加しようとするものであります。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものであります。  続きまして、議案第29号 小野市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の29ページであります。  このたび、雁又池跡公園用地の一部を、公用財産へ所属がえを行ったことに伴い、小野市公園の設置及び管理に関する条例別表第1中の「雁又池跡公園」の所在地の土地表示を改めようとするものであります。  なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものであります。  次に、議案第30号 小野市白雲谷温泉ゆぴかの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の30ページであります。  この議案は、昨年の9月から着手しておりました温泉活用交流施設増築工事の完成に伴い、観光交流センターの開館時間並びに岩盤浴、体験室の使用料等を定めようとするものであります。  なお、この条例は、平成20年5月1日から施行しようとするものであります。  次に、議案第33号 小野市道路線の認定について、提案説明を致します。  議案書の33ページであります。  この議案は、市民生活の向上に資するため、道路整備や開発道路敷地の寄附等に伴い、新規路線の認定を行うものであります。  新規認定路線は、黒川町において開発行為による道路敷が小野市に寄附されたことにより、市道1734号線及び1735号線の2路線。そして、西脇町で3226号線、育ヶ丘町において道路敷地の寄附を受けたことにより、市道4442号線から4457号線までの16路線、合計19路線を新たに認定するものでございます。  次に、議案第34号 小野市道路線の変更について、提案説明を致します。  議案書の34ページであります。  この議案は、開発道路敷地の寄附を受けたため、既に認定しております市道の終点を延伸するもの、踏切の閉鎖により起点を変更するもの、改良事業により起点を変更するもの、行きどまりで市道としての機能を喪失した部分を廃止するものなど、合計8路線を変更認定するものであります。  次に、議案第35号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について、提案説明を致します。  議案書の35ページであります。  今年度新たに整備しましたわかくさ児童公園、中町ふれあい広場、上新防災ふれあい広場及び大島区画1号公園の管理につきまして、財団法人小野市都市施設管理協会を指定管理者として指定し、管理を行わせたいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。  なお、指定の期間は平成20年4月1日から平成21年3月31日までとしております。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第22号 小野市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、議案第32号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について、以上2件について、総務部長。                  (総務部長 登壇) ○総務部長(近都正幸君)  議案第22号 小野市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の22ページであります。  この議案は、常時勤務する一般職の職員の定数の一部を改正しようとするものであります。  改正の内容は、職員定数のうち、市民病院の診療施設部局の職員定数196人を220人に改正するもので、特に、看護部の増員により、看護師一人が看護する患者数を現在の10人から7人へと減らした体制をつくることで、より細やかな医療サービスの提供を図ろうとするものであります。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものであります。  続きまして、議案第32号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について、提案説明を致します。  議案書の32ページであります。  この議案は、平成20年3月31日付で、加古川市、高砂市宝殿中学校組合が解散し、兵庫県市町村職員退職手当組合から脱退することに伴い、同組合規約の一部変更が必要となったため、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  なお、この規約は、平成20年4月1日から施行しようとするもので、改正後の同組合の構成市町等は、19市12町30一部事務組合になります。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第23号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、市民安全部長。                 (市民安全部長 登壇) ○市民安全部長(中村茂樹君)  議案第23号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の23ページであります。  このたび、いじめ等のない社会づくりを推進するため、平成20年4月1日施行の小野市いじめ等防止条例第15条に規定する「いじめ等防止市民会議」を設置し、当会議の委員を委嘱することになりましたので、その会長及び委員の報酬額について、本条例に新たに定めようとするものであります。  その額でありますが、会長は日額8,500円に、委員は日額8,000円に、それぞれ定めようとするものであります。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものであります。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  次に、議案第31号 小野市上水道給水条例の一部を改正する条例の制定について、水道部長。                  (水道部長 登壇) ○水道部長(花房正好君)  議案第31号 小野市上水道給水条例の一部を改正する条例の制定について、提案説明を致します。  議案書の31ページでございます。  現在「小野市上水道水源開発費負担金の徴収に関する規程」に基づき、徴収しております水源開発負担金につきましては、地方自治法第224条及び228条第1項に規定される負担金でありますため、本条例を一部改正して、水源開発負担金の規定を新たに加えるものでございます。  その内容は、水源開発負担金について、徴収の目的や徴収対象及び水源開発負担金の額について定めようとするものでございます。  なお、この条例は、平成20年4月1日から施行しようとするものでございます。  以上、提案説明と致します。 ○議長(松本英昭君)  以上で、当局の提案理由の説明は終わりました。  これで、本日の日程は終了致しました。  この際、お諮り致します。  明日2月29日から3月9日までは、議案熟読のため、休会致したいと思います。  これに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(松本英昭君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  次の本会議は、3月10日午前10時から再開致します。  なお、質疑に対する発言通告は、明日正午までに議会事務局へ提出願います。  本日は、これをもって、散会致します。                 散会 午後 0時25分...